4月27日~5月1日にインドネシアの送出機関を訪問しました。
目的は、技能実習生の採用面接と送出機関の教育及び指導体制の視察です。
【技能実習生の採用面接】
1件目は築炉の面接です。一時面接を行い、今回が最終面接です。
男性3名が採用となりました。リーダー的役割を担えそうな年上の学生を中心に、良いチームワークが築けそうです。
2件目は介護の面接です。2名採用予定に対し6名の候補者を面接しましたが、高評価をいただき3名の採用となりました。3名とも看護福祉大学の介護学部卒業生です。入国までに日本語能力N3レベルを目指します。
入国がとても楽しみです。
送出機関の視察は契約先を含め、5ヶ所の送出機関と提携学校を視察しました。
それぞれ特色がありますが、私達が求めるのは日本語や生活習慣に対する指導はもちろん、目標をどのように指導しているかです。お金を稼ぎたいという短期的な目標だけではなく、将来どうなりたいかの長期的な目標が持てると、より高い技能を習得したいという意欲につながります。送出機関と一緒に質の高い技能実習生を輩出できるよう努めて参ります。
![]() 浴衣姿でお出迎え |
![]() みんな明るく元気です |
![]() 面接前の緊張の様子 正装なのでヒジャブを被っていますが実習では外します |
![]() 毎日朝礼で身だしなみチェック |
![]() 日本語で質問してくれました |
現在実施している「介護技能実習入国後講習」に午前と午後、お客様が見学にいらっしゃいました。現在、入国後講習を実施しているのはタイ人の実習生6名です。
午前は技能実習生が自己紹介で日本名のニックネームを教えてくれました。
タイの名前は長く、発音がとても難しいので、送出機関で日本名のニックネームをつけてくれたそうです。
舞(まい)、智(とも)、直(なお)、蘭(らん)、茜(あかね)、輝(ひかる)
ホワイトボードに漢字を書いて、漢字の意味を説明してくれました。
それぞれの個性にあったとても素敵なニックネームです。
午後は介護のコミュニケーションの学習です。
利用者役の講師が、立つ位置や目線、声の掛け方を具体的に細かく指導。
授業が終わってから、上手にできなかったと悔し泣きをしていたそうです。
できなかったことを悔しいという気持ちがあれば、もっともっと成長していけます。
見学にお越しいただいた皆様は日本語がとても上手なことに驚かれ、キラキラした実習生の姿に心が洗われましたと嬉しい言葉をいただきました。
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見学のお客様に自己紹介。 日本名のニックネームを漢字で書いてくれました。 日本人でも難しい漢字もあります。 |
声掛けは立つ位置、 表情も大切です |
先日、とある企業様の主催でミャンマーの新年を迎えるお祭り「ティンジャン」が開催されました。
水かけ祭りとしても有名です。水をかけることで1年の不幸や汚れを洗い流し、新年を迎えるという意味が込められているそうです。
ミャンマーでは、去る3月28日に大地震が発生し、大勢の人が犠牲となり、被災を受けました。
今回のティンジャンはミャンマーがまた立ち上がり、力強い復興への祈りをこめた特別なお祭りでした。
お祭りでは、さまざまな衣装とテーマでミャンマーの民族舞踊が披露されました。
中でも印象的だったのが、8つの主要民族の一致団結を意味する民族舞踊でした。それぞれの民族衣装を身に付け、息の合った踊りで、まさに今年のティンジャンのテーマにピッタリでした。
ミャンマーの方々が一日も早く、日常を取り戻す日が来ることを切に願います。
![]() ミャンマーの新年の始まり |
![]() 美しい民族衣装と息の合った踊り |
とある日に、当協会で介護の技能実習3年間を修了し特定技能3年目に突入した中国人Kさんが所要のため来所しました。
入国2年目にN1に合格し、今年1月の介護福祉士国家試験に1回で合格した中国の先輩より、当方で介護分野の入国後講習を受講中のタイ人技能実習生の目標になってもらいたくアドバイスをして頂きました。
「日本語N2を合格するためにどうすればいいか」
「介護福祉士にどうやって合格できるか」
「仕事や生活において諦めようと思ったことがあるか」など
タイ人技能実習生たちから熱心に質問があり、自分の成功や失敗談を語ってくれました。
先輩のKさんも当日担当していた日本語講師がKさんが入国した時に指導していた講師でもあり、6年ぶりの再会でKさんの成長した姿にとても感激していました。
このような感動の瞬間を日々拝見している私達としても、実習生の皆さんの成長がとても楽しみです。職員やご利用者の皆様に愛される実習生になることを期待しています。
![]() 左から3人目が先輩のKさん |